ちびでぃ~の2フルセット作り方
●前半から引き続き、フルセットの実装は以下の通りです。
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・VR( LCD コントラスト調整用 可変抵抗)
( SOFTUSB用USBコネクタ はオプションです。通常使いません)
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・ピンヘッダ
ピンヘッダを折り分けます
電源電圧切替(5-3V): 3ピン、
外部USB電源切替(USBPOWER-DIRECT POWER) 3ピン、
LCD電源極性切替:2ピン x 2
LCD接続端子(LCDにはんだづけ): 7ピン x 2 、
ICSPプログラミング端子(オプションです、含まれません): 3ピン x 2
以上を実装。
1ピンだけはんだづけして、位置を修正してから他のピンもはんだづけします。
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・ピンソケット
ピンソケット40ピンを、 6ピン x 2 、 7ピン x 2 、 10ピン に、
ピンソケット19ピンを、 8ピン 、 10ピン に切り分けます。
ニッパーで、切り取りたいピンの次のピンの中心をはさんで切り取り、カッターやヤスリで切れ端を整えます。
切り取ったピンソケットを以下のように実装
1602タイプLCDコネクタ:7ピン x 2 、
arduinoシールドコネクタ: 6ピン x 2 + 8ピン + 10ピン
ICピッチシールドコネクタ(オプション): 10ピン
1ピンだけはんだづけして、位置を修正してから他のピンもはんだづけします。
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基板の実装は完了です。 一服してから、間違いが無いかダブルチェックしましょう
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●ATMega328を極性に注意してICソケットに挿す
●VRの調整
VR(半固定抵抗)は、LCDコントラスト調整です。 通常、右に(時計回り)回しきっておきます。
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●ショートピンの設定
電源電圧切替(5V-3V): 基板内に供給する電源電圧の切替、通常は5Vを設定。
3V動作の場合には、USBシリアルチップPL2303HXが、5Vから3.3Vを生成、最大150mAが供給できます。
3V動作の場合には、消費電流、AVRクロック周波数や、外部デバイス電源電圧に注意します。
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外部USB電源切替(USBPOWER-DIRECT POWER) :SOFTUSB端子からの電源種類の切替、通常はUSBPOWERを設定。
外部から直接5V以外の電源電圧を供給する場合は、DIRECT POWERに切替える。この場合PL2303には電源を供給しない(USBシリアル端子にPCが接続されている時は供給される)。
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LCD電源極性切替:1602タイプでは、電源ピンに合わせて設定します。
1pin 5V: ショートピンを2つ横向き
1pin 0V: ショートピンを2つ縦向き
LCDがSC1602BSの場合、ショートピンを2つ横向きに設定。
WM-C2002M-1TNNb, TM202ABC (20文字x2行)の場合は、1ピンが0Vなので、上の写真の様にショートピンを2つ縦向きに設定。
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●LCDをコネクタに挿す
●USBケーブルで、PCかUSB電源に接続
LEDが数秒点滅してから、LCDにサンプルが表示されれば、動作OKです。
サンプルスケッチは、こちら。LCDの表示サンプルとして参考にしてください。
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●PCと接続してarduino環境を使う
- PCと接続してarduino環境を使う前に、PL2303用USBドライバをダウンロード、インストール。*Windows 10 の場合は、ドライバーが動作しないので、こちらを見てドライバーインストールしなおします。
- ATMega328を極性に注意して挿し、USBケーブルを接続します。 ブートローダーが起動する際にLEDが点滅します。 デバイスマネージャなどから、シルアルポートが認識されていることを確認してください。
- arduinoIDEを起動して、Tool – Boardで”Arduino Uno”を設定
- Tool -SerialPort設定を行なってから、スケッチの書き込みができることを確認してください。