6石スーパーラジオ 中華電子工作キットで遊ぼう その1
2011/01/11(*現在のキットはこちら→6石スーパーラジオの作り方 その2)
ふと思い立ち、ラジオキットを作ってみることにした。国産は高いので中華キットをゲット。
以前は、技術家庭科の電子工作定番だったらしいけど、最近の子供たちは、はんだづけをする機会も無いまま大人になるようです。
一方の中国では、教材として多くの種類が販売されており、子供向けの電子工作は、盛んなように見えます。
もの作りの将来を考えると、ちょっと悲しいものがありますよね・・・
はんだづけをやってみたい老若男女のみなさまへ、 お手軽な価格でキットを頒布いたします!
部品をチェックしようと、袋を紐解き逆さにして、全部の部品を取り出してみた。
ん~ 四半世紀前にタイムスリップしてしまいました。
シリコントランジスタ6石で、オーソドックスな構成。オーディオアンプはプッシュプルOTL。
単三電池2本で、スピーカーを鳴らしています。
漢字ONLYの一枚ぺら説明書のパーツリストで部品確認、部品はきちっと揃っていたので、はんだづけ開始~
基板へのはんだづけは背の低い部品から順番に取り付けます。
極性のある部品は、基板のシルクを確認しながら、はんだづけします。
トランジスタは、アメリカ仕様のS901Xで、ピン配置はラベル面左からE-B-Cで、日本製とは違っています。
同じナンバーでも増幅率ランクによってつける場所が決まっています。
T2,T3,T4(中間波トランス)の位置は、説明書を見て、ねじの色(白、紅、黒)で判別します。
T5は、シルク上の白点と部品の白点を合わせます。
LEDは、ケースにはまるように、うまく折り曲げてはんだづけ。
イヤホンジャックの端子はそのまま取り付けられません。回路図を見ながらジャンパーをはんだづけ。
バーアンテナは、説明書を見て、a,b,c,dの線を基板のハンダ面の記号にあわせてはんだづけ。
基板のハンダ面にあるA,B,C,Dのチェックポイントは、ハンダを盛ってショートします。
チェックポイントは、動作確認の為に電流を測る場合に利用できます。
ケースへのスピーカー取り付けは、自分でプラスチックを溶かして、かしめます。
電池の端子は、コードをはんだづけしてから、少し折り曲げて抜けないように取り付けます。
基板とコードをはんだづけして、基板をケースにねじ止めします。
極性に注意して単三電池を入れ、ボリュームのスイッチをいれ、音量を大きくします。
チューイニングをゆっくりまわしていくと、最初に聞こえたのは文化放送でした ♪
IFTの調整はあらかじめ行われているので、無調整のままでもOKみたいです。
両面1枚の説明書には、細かい漢字でぎっちり説明が書いてありますが、
なんとなく経験と予測で完成することができました。
部品数40点弱の電子工作キット、教えてくれる人がいれば、はじめてでも作れるんじゃないかな。
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